手形割引とファクタリングの違いがいまいちわからない方にわかりやすくご説明

ファクタリングも手形割引も売掛金を活用して資金調達する、という点に対して変わりはありません。そんなところから、混同やる方も多いようなのですが、微妙に異なります。手形割引は昔からある資金調達の手法で、銀行などの金融機関に手持ちの手形を差し出して、手形割引手数料を利息などで払う方法を指します。そのため「手形」を現物で取引するような感覚のものになります。一方でファクタリングは売掛金を金融機関に売り払う契約を行いますので、手形を現物として生み出す必要はありません。また、ファクタリングでは取引企業が負債の現金決済を行うことになります。

 

供給元としては売掛期間を待たずに支払手形の換金を行えますから、良しこと尽くしのように思われますが、ファクタリング会社などの金融機関が間に入ることになりますので、手数料が発生します。クライアント企業の決済としては基本的に支払手形の場合といったざっと変わりません。そうして原則として、供給元がファクタリングにて売掛金を譲渡する時折、皆さんに宣言する必要が生じます。この場合、皆さんが大企業などの上得意先の場合には、今後の取引に影響がある事を念頭に置かなければなりません。とはいえ供給元ではデメリットよりもメリットの方が大きいと言えるでしょう。大きなメリットとしては、支払期日には確実な資金調達が可能になりますし、支払手形管理の負担が軽減される事でしょう。

 

銀行での取引方法として、従来から手形割引で資金調達する方法もあります。約束手形を支払期日前に換金できるのですが、金融機関によっては審査に時間が掛かり、一気に換金できないケースもありますし、銀行で手形割引をする場合には金利を払う必要が生じます。また手形割引業者に依頼するといった割引年率が4.0%から20%程度かかります。また、手形割引を実施した際には、決算書にその事実を敢然と記載するなど、財務管理上の手続きが必要になるでしょう。その点ファクタリングでは決算書にほとんど影響がありません。